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参考文献・JICA作成資料



カ テ  ゴ リ


JICA作成資料

更  新  日


2017/03/08 11:35



分 野 課 題


保健医療 母子保健・リプロダクティブヘルス






主  管  部


人間開発部、保健医療課題タスクフォース






ト ピ ッ ク ス

















課題別指針 母子保健 (2011年)





課題別指針 母子保健

 この「課題別指針 母子保健」は、世界の母子保健の現状、援助動向、概念や技術標準の概略を紹介したうえで、JICA事業による協力の方向性や留意点を示すために、JICA人間開発部が作成したものです。作成にあたっては、作成時点までの国際保健の動向や日本政府の方針などを踏まえ、MDGs4・5の実質的な達成への支援をJICAの母子保健協力における当面の優先事項と考えて編纂しています。これにより、関係者間で母子保健分野に関する基本的な情報・知識の共有を図り、母子保健分野の事業計画の企画、案件形成、案件審査、実施の際の参考とすることを意図しています。
また、この課題別指針をJICAナレッジサイト等を通じて外部に公開することにより、広く一般の方々にもJICAの母子保健分野の協力に関する基本的な考え方をお知らせしたいと考えています。
 なお、JICAでは、課題別指針作成対象の課題として、過去には「リプロダクティブ・ヘルス」と「子どもの健康」を分けて扱っていましたが、その後の世界の主な概念の変遷を踏まえて事業の計画や実施にあたっての基本的な考え方を整理した結果、本課題別指針においては両課題を総合し、「母子保健」という継続する一つの分野として取り扱っています。

2011年11月

目次】

要約
開発課題体系全体図
用語解説

1 章
 母子保健の概況
11
1―1
世界の母子保健の現況
11
1―2
母子保健関連の概念の変遷
11
1―3
国際的援助動向
12
1―4
わが国の援助動向
14
2 章
 母子保健の標準的サービス
16
2―1
母子保健サービスの全体像と継続ケア
16
2―2
主な標準的サービス・パッケージ
17
(1)家族計画
18
(2)産前ケア
(3)HIV母子感染予防
20
(4)マラリア予防
(5)助産専門技能者
21
(6)緊急産科ケア
(7)産後ケア
22
(8)新生児ケア
(9)子どものケアと発達支援
23
(10)子どもへの予防接種
24
(11)小児疾病の統合管理
25

3 章
JICAの協力の方向性
26

3―1JICAが母子保健分野で活動する意義
26
3―2JICAの母子保健分野の取り組みの基本的な考え方と留意点
26
(1)基本姿勢
26
(2)協力の受益者
28
(3)協力目標のタイプ
(4)協力の切り口
31
(5)主たるサービス・パッケージ
36

3-3今後の検討課題
39

(1)適正レベルの案件目標の設定と現実的・論理的な指標の設定
39
(2)経済的インセンティブ導入によるサービス拡充
40
(3)2015年以降の母子保健協力の必要性
41


付録1世界の母子保健の現状
42
付録2母子保健分野の代表的なインパクト指標
46
付録3主なドナーの母子保健に対する取り組み
47
付録4JICAの母子保健分野の協力事例
51
付録5JICAの母子保健分野の案件内容の傾向
62
付録6参照すべき文献・ウェブサイト
63

【要約】

JICAは、持続的な保健システム強化を通じてMDGs4・5の達成を目指す、日本政府の「国際保健政策2011-2015」に沿って、母子保健分野の協力の重点を、包括的な母子継続ケアの普及と持続のための保健システム強化に置き、国際的に効果が確認されている標準的な母子保健サービスの導入と拡大を支援して、妊産婦と子どもの死亡の更なる低下を目指す。

その際のJICAの基本的な考え方は次のとおりである。


(1)
基本姿勢
JICAは単なるサービス実施支援を行うのではなく、サービスの持続的・自立的な実行を支える仕組み・能力の強化を支援する。具体的には(4)に述べる6つの要素の強化を図る。また、協力を行うに際しては、政策レベルでの改善を促す。
(2)
協力の受益者
JICAの母子保健協力の主な最終的受益者として妊産婦と乳児を想定する。
(3)
協力目標のタイプ
各案件は、協力相手国のニーズ、援助協調の動向、これまでの事業の流れなどを踏まえて、おおむね、モデル構築、スケールアップ、国内格差是正のいずれかを目指す。
(4)
協力の切り口
JICAは、母子保健サービスの実行を支える6つの要素 ―― (ア)中央行政、(イ)地方行政、(ウ)保健医療施設、(エ)保健人材、(オ)コミュニティ、(カ)これら相互の連携―のうち、いずれに適切なサービスの普及・持続の隘路があるのか、他の援助機関がいずれの要素を支援しているのかを分析し、協力の切り口を定める。
(5)
主たるサービス・パッケージ
JICAは国際潮流、途上国の母子の死因、日本の援助人材確保の可能性などを勘案し、継続ケアの視点を保ちつつ、産前ケア、助産専門技能者による正常出産介助と褥婦・新生児のケア、乳児のケアを中心に取り組みを進める。緊急産科ケアに関しては、適切なリファラル能力・体制の強化と産科ケア施設の整備・アクセス改善を中心に取り組む。
 
より戦略的に事業を進めるための当面の主な課題としては、次の2点が挙げられる。

(1)
事業成果の対外発信も念頭に、案件形成当初から現実性があり論理的なアウトカム指標を設定すること。
(2)
母子保健サービスへのアクセス改善のための、サービス需要者側/供給者側への経済的インセンティブ実施への協力(特に、有償資金協力)を検討する場合には、サービスの質・量の確保可能性、費用対効果、財政面の持続性などに関する様々な留意点を十分踏まえるとともに、他の援助機関の経験に学ぶこと。
 さらなる中期的課題としては、次が挙げられる。
(3)
2015年以降は、MDGs4・5未達成国に対しては母子保健協力を加速化させるとともに、達成国に対してもその母子保健状況を踏まえて必要な場合には取り組みを継続すること。

開発課題体系全体図







添 付  資 料
母子保健指針.pdf母子保健指針.pdf


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