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課題別指針



カ テ  ゴ リ


アプローチと重点項目

更  新  日


2012/05/14 10:07



分 野 課 題


情報通信技術 情報通信技術






主  管  部


経済基盤開発部、情報通信技術課題タスクフォース






ト ピ ッ ク ス

















2-1・2-2情報通信技術に対するアプローチ





情報通信技術に対するアプローチ

 1.情報通信技術の目的

 2.情報通信技術に対する効果的アプローチ
 



情報通信技術に対するアプローチ

情報通信技術の目的

 ICT分野では、基本的に開発途上国を中心とする、国・地域においてデジタル・デバイドの解消及び、デジタル・オポチュニティを提供することが課題となっていることから、これらの解消・整備を行うことを目的とする。また、ICTは急速に発展しており、同時にあらゆる情報のデジタル化が進められているが、これらICT及びデジタルコンテンツの他の開発課題への利活用、及び国際協力事業そのものにおける効率的・効果的な利活用についても当課題の目的とする。
 なお、ICTを開発課題とする具体的なアプローチの分類は、基本的に2000年7月九州・沖縄サミットに先立ち発表された「国際的な情報格差問題に対するわが国の包括的協力策」において示された4つの柱「政策・制度作りへの知的貢献」、「人造り」、「情報通信基盤の整備・ネットワーク化支援」、「援助におけるIT利用の促進」を基にして分類した。
 いまやICTは社会を発展させるために必要不可欠なツールとなっており、各分野の協力事業においても適切なICTの活用を通じて協力の効果や効率の向上を図っていくべきとのJICAの認識から表2-1に示す通り各開発戦略目標に対する中間目標を設定した。
 開発戦略目標の「ICT政策策定能力の向上」、「ICT人材の育成」、「ICTインフラの整備」はICTそのものを直接課題としたアプローチであって、デジタル・デバイドの解消及びデジタル・オポチュニティの提供に直接寄与する目標であり、「ICT利活用の促進」は、ICT及びデジタルコンテンツの効率的・効果的な利活用を具体化するものである。

表2-1 情報通信技術 開発課題体系全体図
開発戦略目標
中間目標
    1. ICT政策策定能力の向上
1-1 ICT政策の確立
1-2 ICT産業育成政策の確立
1-3 利用者保護政策の確立
    2. ICT人材の育成
2-1 技術者の育成
2-2 政策担当者の育成
2-3 ICTリテラシー向上
    3. ICTインフラの整備
3-1情報通信基盤の整備
3-2 ICT拠点の整備
    4. ICT利活用の促進
4-1 各開発課題へのICT利活用
4-2 JICA-Netの効果的利用
4-3 ICT活用による援助における効率・効果の向上

 以上4つの開発戦略目標はそれぞれが密接に関係しており、途上国においてICT利活用を促進しようとすれば、それを可能にするICTインフラが必要となる。また、それらのインフラの運営維持管理のための人材も必要であり、4つの戦略がバランスよく機能することによって開発効果が上がるといえる。

情報通信技術に対する効果的アプローチ

 ICTを利活用するに際し、情報通信インフラの整備や運用保守には相当程度の費用負担が必要となる。日進月歩で進むICTは、その利便性が増す一方で、これを享受するためには、数年で陳腐化する技術の更新が必要となり次々と追加投資が求められるため、開発途上国がICTを導入し利活用を図ることには費用面などでのボトルネックが存在する。
 他方、地理的条件や経済社会条件により情報や知識へのアプローチの面で大きな制約を有していた開発途上国の社会や個人がICTを利活用出来るようになれば、もたらされる便益の限界効用は大きい。情報や知識は、限られてきた開発途上国の資源を拡充し、経済社会の開発活動への投入を増大させるからである。
 近年ICT設備価格の低廉化、利活用のシステムや情報コンテンツの充実化、携帯端末の普及、コンピュータのクラウド化が進んできている。ICT革命当初より、開発途上国にとっても導入しやすい環境になってきている傾向は注目に価する。
 開発途上国では、費用対効果に鑑みて、国際社会から提供される国際的支援を得つつ、賢明にICT導入を進めていくことが肝要であり、価格が低廉化した技術を使えるICT後発国としてのメリットを最大限活用することが、開発途上国のICT開発戦略の効果的アプローチになる。

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添 付  資 料


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