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「ジェン(’_’)とポヴ(+_+)の耳より情報 ジェンダー平等推進ニュースレター 第6号」(2012年8月発行)






ジェン(’_’)とポヴ(+_+)の耳より情報
ジェンダー平等推進ニュースレター


2012年8月28日 第6号
経済基盤開発部
ジェンダー平等・貧困削減推進室

内容(タイトルをクリックするとジャンプします。)

トピックス

1.OECD/DACジェンダー平等ネットワーク作業部会の年次会合が開催されました。(6月13日~15日)

2.アフガニスタン女性支援に関する懇談会とアフガニスタンの女性支援について聞く会が開催されました。(7月9日)

3.メコン河下流域イニシアチブにおけるジェンダー平等と女性のエンパワーメント政策対話会合が開かれました。(7月12日~13日)

4.アジア開発銀行:第12回ジェンダーと開発に関する外部有識者会議が開かれました。(8月1日~3日)

5.「東日本大震災の経験から学ぶ:見えてきた課題~ジェンダー・多様性の視点から」をテーマとした、第2回課題別支援委員セミナー「開発とジェンダー」を開催しました。(8月10日)

記事で紹介している資料が開けない場合は、経済基盤開発部 ジェンダー平等・貧困削減推進室 支援ユニット(Email:kadaishien-keizai@jica.go.jp)までお問い合わせ下さい。


トピックス


1.OECD/DACジェンダー平等ネットワーク作業部会の年次会合が開催されました。
(6月13日~15日)
 
 6月13-15日、パリのOECD本部で、開発援助委員会の中の作業部会の一つである「ジェンダー平等ネットワーク作業部会」の年次会合が開催されました。

 本会合では、2015年以降の開発政策の枠組み(ポストMDGs)における「ジェンダー平等の推進と女性の地位向上」の達成に向けた戦略や取り組みが議論されると共に、気候変動対策におけるジェンダー主流化の重要性に関するワークショップが実施されました。

 ミレニアム開発目標(MDGs)をめぐる議論では、急速に変化しつつある世界情勢の中で、貧困やジェンダー平等の課題も様々な様相が発現していることを踏まえ、国際社会は一致団結して、人権や公正の実現を推進し、持続可能な社会の達成を目指していく事が重要であるとの認識が共有されました。

 そのためにも、「ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上」の達成に向けた取り組みを一層加速化させていく必要性が再確認されると共に、各援助機関に対しては、援助効果向上にかかる釜山ハイレベルフォーラムの成果文書で盛り込まれた、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントに向けた行動計画の実現への取り組みを強化していく事も求められました。

 本会合では、ミレニアム開発目標(MDGs)における「ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上」(ゴール3)の取り組みが、他のセクターや課題への取り組みと比べて不十分であることや、ジェンダー平等や女性のエンパワーメントの達成を測るためのジェンダー別統計が十分に整備されていない課題についても多くの参加者より懸念が表明されました。今後は、ジェンダー統計整備を進めていく事が喫緊の課題として位置づけられています。さらに、2015年以降のポストMDGsにおいては、引き続き「ジェンダー平等と女性のエンパワーメント」を達成すべき開発目標の一つとして位置付けると共に、他の開発分野においても、より成果を重視する視点に基づいて、ジェンダー主流化を図っていく事が重要であるということが議論されました。

 「気候変動とジェンダー」をテーマとするワークショップでは、農業生産や自然資源の管理・活用において多くの役割を担う女性が気候変動の影響を受けやすいことが事例と共に紹介され、気候変動対策の政策策定や事業の実施過程において女性を重要なアクターとして位置づけ、参画を推進していく事の 重要性が話し合われました。

経済協力開発機構(OECD)開発協力委員会(DAC)ジェンダー平等ネットワーク(GENDERNET)
http://www.oecd.org/dac/genderequalityanddevelopment/

外務省、第4回援助効果向上に関するハイレベル・フォーラム関連ウェブサイト
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/seimu/nakano/hlf4.html


2.アフガニスタン女性支援に関する懇談会とアフガニスタンの女性支援について聞く会が開催されました。(7月9日)

 アフガニスタンに関する東京会合が開催された翌日の7月9日、男女共同参画推進連携会議企画委員会の主催によりアフガニスタンの女性支援に関する懇談会(第15回)が開催されました。懇談会には国内の有識者及び内閣府、外務省、JICAからの参加に併せ、アフガニスタンの女性支援に取り組んでいるNGOのリア・ジャワド氏とマダライ・シンワリ氏が参加し、アフガニスタンの女性の置かれた状況について意見交換が行われました。JICAからは、平成14年に懇談会によって取り纏められた「アフガニスタンの女性支援策について」の提言に沿って、これまでのJICAのアフガニスタン女性の支援に向けた取り組み実績について報告を行いました。

 また懇談会に引き続いて、内閣府男女共同参画推進連絡会議企画委員会の主催により、「アフガニスタンの女性支援について聞く会」が開催されました。田中由美子JICA国際協力専門員がモデレーターを務め、パネリストしては、上述のリア・ジャワド氏とマダライ・シンワリ氏に併せ、元国連ハビタットアフガニスタン事務所アドバイザーの小川佳子氏、元JICAアフガニスタン女性の経済的エンパワーメント支援プロジェクトリーダーの笠井久美子氏が参加しました。

 各パネリストの事業活動プレゼンテーションでは、司法、ガバナンスの強化、地方におけるジェンダー主流化の重要性、女性に対する暴力の問題が指摘されていました。アフガニスタンの女性の状況の改善は、過去10年の各国・機関からの協力で一定の成果を挙げている一方で、課題は依然山積しており、継続的な支援の必要性が議論されました。

アフガニスタン女性支援に関する懇談会関連ページ

(懇談会全体はこちら)http://www.cao.go.jp/minister/1109_h_goto/photo/2012-002.html

(第15回概要はこちら)http://www.gender.go.jp/kaigi/renkei/ikenkoukan/54/index.html

JICAアフガニスタン女性の貧困削減プロジェクト(2009年~2013年)http://www.jica.go.jp/oda/project/0800664/index.html

さらに詳しく知りたい方は、担当の岩瀬(Iwase.Makoto@jica.go.jp)まで。


3.メコン河下流域イニシアチブにおけるジェンダー平等と女性のエンパワーメント政策対話会合が開かれました。(7月12日~13日)

 米国が主導するメコン河下流域イニシアチブ(LMI: Lower Mekong Initiative)の下、メコン河下流地域5か国(カンボジア、ラオス、タイ、ベトナム、ミャンマー)と米国をメンバーとする会合が2009年から毎年行われています。

 米国国務省及びカンボジア女性省の共催により開催された、今回の会合では、ジェンダー政策対話が行われ、メコン河下流域諸国の閣僚、関連省大臣、国際協力機関組織、市民社会組織、民間企業等から、約200名が出席しました。

 アメリカからは、ヒラリー・クリントン国務長官が参加し、演説では、アジアにおける女性労働者の権利を保障する重要性、人身取引問題の解決に向けた取り組み、女性が能力を発揮する事の道義的・経済的効果が強調されました。

 会合一日目には、1)女性の経済的エンパワーメント、2)女性の政治的参加とリーダーシップ、3)ジェンダーに基づく暴力、4)官民連携の4つのテーマに分かれて、パネル討論が行われました。「女性の経済的エンパワーメント」のパネル討論では、岡島内閣府男女共同参画局長がパネリストを務め、田中由美子JICA国際協力専門員からも、メコン地域の人身取引に関して、JICA事業の情報が、発信されました。

 二日目には、1)健康、2)教育、3)インフラ、4)環境、の4つの分科会での参加型討論が行われ、「環境」の分科会では、田中由美子JICA国際協力専門員が、パネリストを務めました。各分科会において纏められた提言を受け、全体会議の場において「ジェンダー平等と女性のエンパワーメントに関する メコン河下流域 イニシアチブ共同声明」が採択されました。

 本会合では、各関係機関のジェンダー平等と女性のエンパワーメントに関するコミットメントが確認されたと同時に、同地域の女性リーダー間のネットワーク強化の場ともなりました。

アメリカ合衆国ウェブサイト内、メコン河下流域イニシアチブ関連ページ
http://www.state.gov/p/eap/mekong/

ジェンダー平等と女性のエンパワーメントに関するメコン河下流域イニシアチブ共同声明
http://www.state.gov/r/pa/prs/ps/2012/07/195075.htm


4.アジア開発銀行:第12回ジェンダーと開発に関する外部有識者会議が開かれました。
(8月1日~3日)

 アジア開発銀行(ADB)は、毎年マニラの本部において、ジェンダーと開発に関する外部有識者会議を開催しています。外部有識者は、フィリピン、カンボジア、ラオス、ベトナム、パキスタン、パプア・ニューギニア、アメリカ、日本の8名から構成されており、2011年からは、田中由美子JICA国際協力専門員が、外部有識者として、参加しています。

 今回の会合では、ADBのジェンダー行動計画やアジア太平洋地域の開発課題について、協議がなされました。

JICAのジェンダー主流化の取り組みと同様に、ADBにおいても事業、組織の両面において、ジェンダー主流化が取り組まれていますが、ADBでは、5年毎の目標値を設定し、ジェンダー主流化に関する進捗状況を毎年取り纏めています。事業におけるジェンダー主流化に関しては、ADBプロジェクトの全体では40%、アジア開発基金(ADF)プロジェクトでは50%を達成したとの報告がなされました。組織のジェンダー主流化に関しては、国際専門職の33.4%、シニアレベルの職員の24.3%を女性が占め、目標値(国際専門職35%、シニアレベル25%)が、ほぼ達成されつつある状況が報告されました。

 協議では、今後の課題として、プロジェクトのインパクトや成果を、さらに、詳細に検証していく事の必要性が挙げられました。

ジェンダー平等・貧困削減推進室では、10月にADBのジェンダーシニアアドバイザーであるMs. Shireen Lateef及びジェンダー専門スタッフのMs. Sonomi Tanakaの2名を講師に迎え、ADBの事業におけるジェンダー主流化の取り組みについて紹介いただく予定です。

アジア開発銀行、外部有識者会議ウェブサイト
http://www.adb.org/themes/gender/external-forum/meetings


5.「東日本大震災の経験から学ぶ:見えてきた課題~ジェンダー・多様性の視点から」をテーマとした、第2回課題別支援委員セミナー「開発とジェンダー」を開催しました。(8月10日)

 今回のセミナーでは、「ジェンダーの視点に立った災害復興支援」に焦点をあて、JICA課題別支援委員会「開発とジェンダー」のメンバーである、岩手県立大学教授の吉野英岐先生と、東日本大震災女性支援ネットワークのメンバーである、静岡大学教授の池田恵子先生の2名を、講師にお迎えし、開催しました。

 ご自身も、岩手県を中心に復興プロセスに関わっている吉野先生からは、被災によって受ける影響の男女の違い、復興計画策定における男女共同参画状況、持続可能な生活再建に向けて包括的な視点と市民のオーナーシップの重要性、住民合意の難しさ、等の話がありました。

 池田先生からは、「東日本大震災女性支援ネットワーク」が作成した支援事例集の内容紹介があり、事例から見えてきたジェンダーや多様性の視点を踏まえた支援を展開する上での課題等が紹介されました。また、可能な限り初期から多様な被災者の存在に対応した支援を実施する事や、意思決定への女性の参画を促進する点について、実態として取り組みは不十分であり、課題が山積していることに触れ、今後の災害に備えて同ネットワークが実施している人材育成活動や作成した教材の紹介がありました。

 参加者からの「東日本大震災の事例から、我々JICAが業務に活かせる視点があれば提案いただきたい」とのコメントに対し、両講師からは「ジェンダーや多様性への配慮という視点からは、むしろ海外の事例の方が進んでいると言える面が多々あり、JICAには海外における事例やノウハウの蓄積があるので、JICAが日本国内へ発信していくことも検討して欲しい」とのコメントもいただきました。



JICA 経済基盤開発部 ジェンダー平等・貧困削減推進室
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