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課題別指針



カ テ  ゴ リ



更  新  日


2013/05/17 10:52



分 野 課 題


貧困削減 貧困削減






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経済基盤開発部、貧困削減課題タスクフォース






ト ピ ッ ク ス

















指針2-1    JICAの貧困削減協力の意義





引用元: 課題別指針「貧困削減」(2009年9月)の第2章「JICAの協力の方向性」(2-1) 

JICAの貧困削減協力の意義

 21世紀に入り、一人ひとりが人間らしく生きることのできる世界を実現しようとする潮流がより強まっている。例えば、近年の貧困議論で着目されている「潜在能力」の考え方は、差別や社会排除の是正や社会環境を整えることにより、個々人の生き方にかかる、選択肢の幅と個人の望む生き方を選択する、自由の拡大を目指すものである。

 また、我が国がODA理念として掲げている「人間の安全保障」の概念は、「恐怖」と「欠乏」から、人々を解放し、各人が尊厳ある生命を全うできるような社会作りを推し進めるものである。「恐怖」と「欠乏」には因果関係がある場合が多く、また、現在の状況だけに着目していれば良いという分けではないことを示している。例えば「欠乏」、即ち、現在、既に存在する貧困を放置しておくことは、格差の拡大や資源争奪を助長し、紛争の要因となり、将来的な「恐怖」を呼び込む恐れがある。他方、紛争という現在の「恐怖」が結果として、将来的な「欠乏」を引き起こす可能性が高いという点で、「恐怖」の存在は「欠乏」に対するダウンサイド・リスクと捉えられる。よって、これら両方に取り組まなければ、貧困削減にせよ平和構築にせよ、根本的な解決は困難である。この関係は、紛争のみならず、気候変動や自然災害、経済的ショック、広域感染症といった人間の安全保障で捉えられている他の種類の「恐怖」と貧困の関係においても同様であり、人間の安全保障の実現に向け、いかに貧困削減への取り組みが重要かということを示している。

 更に、JICAは、ジェンダー、階級、階層、民族、氏族等、様々な社会属性に関わらず、「すべての人々が恩恵を受けるダイナミックな開発をすすめること」を新JICAビジョンとしている。このビジョンは、貧困層を含むすべての人々が恩恵に預かれる開発を目指すことにより、貧困からの脱却層を増やし、また、地域間・階層間格差を是正することにより、途上国全体の経済的、社会的、政治的な安定と基盤強化を図ろうとするものである。こうした途上国全体の基盤強化が、ひいては市民社会や民間セクターの活動をも活発化させ、国の更なる成長を促し、持続的且つ加速的な貧困削減を実現しようとするものである。

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添 付  資 料


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