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参考文献・JICA作成資料



カ テ  ゴ リ


JICA作成資料

更  新  日


2013/06/06 09:45



分 野 課 題


貧困削減 貧困削減






主  管  部


経済基盤開発部、貧困削減課題タスクフォース






ト ピ ッ ク ス

















貧困案件事例紹介-東ティモール コミュニティ道路整備アジア開発銀行協調プロジェクト





東ティモール コミュニティ道路整備アジア開発銀行協調プロジェクト


【概要】
 東ティモールでは、経済発展および貧困削減のため、アジア開発銀行(ADB)等が、幹線道路整備支援を行っています。JICAは、幹線道路の整備による貧困削減効果を一層高めるため、日本政府貧困削減基金を活用したADBと協調し、幹線道路につながる、より貧困層の生活に身近なコミュニティ道路を住民参加型で整備する事業を支援しています。


【労働集約工法(Labour-based Technology: LBT)で雇用を創出】
 世界銀行の調査によると、東ティモールでは、約半数の国民が貧困状態を余儀なくされています。道路網が整備されていないために、保健や教育等社会の基礎的サービスが必要としている人々に行き渡らず、また、生産活動に関わる物資の流通が滞っています。これらが農村部の貧困の大きな要因と考えられています。

貧困地域住民の脆弱性を緩和し能力強化を図るため、JICA、ADBと協調して、以下の点を考慮に入れて、この事業を実施しています。

 第一に、多くの場合、道路整備は建設業者が大型機械を用いて行いますが、本事業では、貧困層の多い2県のコミュニティで、LBTを用いた道路整備が行われています。LBTとは、土嚢や石積み、じゃかご等、比較的簡易な技術を活用した小規模インフラ整備工法です。機械を用いた工法より安価で、かつ短期的ではあるものの、地域住民に雇用機会、現金収入を得る機会を提供できる点に特徴があります。また、地域住民自身が、道路の整備・補修に関わるため、「自分たちの道」というオーナーシップの意識が高まり、維持管理の効果が高まることも期待されています。


【住民や行政官に研修を提供】 
 第二に、本事業では、地域住民に様々な研修の機会を提供します。識字、保健衛生といった生活に必要な知識、また、農業や小規模ビジネスに必要な知識や技術を住民に習得してもらうことで、整備された道路がより広く活用され、貧困層を含めた住民の生計向上・生活改善に役立つことを目指しています。

 第三に、2002年に、独立を果たした東ティモールは、まだ若い国で、行政能力は十分とは言えません。そのため、住民だけでなく、行政官にも道路整備とそれを通じた事業監理のノウハウに関する研修や実地訓練を行い、能力向上を図ります。事業終了後、行政官自らがコミュニティ道路整備や開発を手掛けられる体制づくりを支援します。


【他の地域への展開】 
 本事業は、2011年に、開始しましたが、LBTを用いた道路整備事業を行う際の対象コミュニティの選定方法、住民の参加度合、参加する動機等、道路整備事業の結果だけでなく、プロセスにも注目し、他の地域でも展開できるよう教訓をとりまとめていきます。


写真<東ティモールの道路状況>急峻な斜面が続き、多雨の影響もあり道路環境は厳しい



写真<地域住民への事業説明会>事業対象地域、ボボナロ県での事業説明会






添 付  資 料



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