更新日2019/03/01
ガーナ事務所
人間開発部

プロジェクト基本情報







20200


























主管区分


本部


本部/国内機関


00138_人間開発部


在外事務所


00448_ガーナ事務所




 


案件番号



1700198

プロジェクトID(旧)


 


500


アフリカ地域




対象国名


ガーナ


41150












対象国(その他)







 





案件名(和)


母子手帳を通じた母子継続ケア改善プロジェクト

 





スキーム







名称(和)


技術協力プロジェクト


Technical Cooperation Projects

 



協力期間20180410日20210409日
 









分野課題1


保健医療-母子保健・リプロダクティブヘルス


分野課題2




分野課題3




分野分類


保健・医療-保健・医療-保健・医療

 





プログラム名


プログラム構成外


プログラムID


5129999999999


援助重点分野


-


開発課題


-






実施状況


実施中


備考



 

案件概要表

詳細を隠す:案件概要表案件概要表




 





案件名


(和)母子手帳を通じた母子継続ケア改善プロジェクト




(英)Project for Improving Continuum of Care for Mothers and Children through the introduction of combined MCH Record Book

 





対象国名


ガーナ


対象国名(その他)


 


署名日(実施合意)


2017/10/27
 


プロジェクトサイト


 
協力期間20180410日202104月 09日
   


相手国機関名


(和)

ガーナ保健サービス


相手国機関名


(英)

Ghana Health Service









日本側協力機関名


 


プロジェクト概要




背景


(1)当該国における保健セクターの開発実績(現状)と課題
ガーナでは、2015年を達成期限としたミレニアム開発目標達成への取り組みの結果、母親と子どもの健康状況に緩やかな改善がみられたものの、新生児死亡率は29(出生1000対)、5歳未満児死亡率は60(出生1000対)(the 2014 Ghana Demographic and Health Survey (2014 GDHS))、妊産婦死亡率は319(出生10万対)(the Maternal Mortality Estimation Inter-Agency Group (MMEIG))にとどまっている。特に、施設ベースの妊産婦死亡率は142から150(出生10万対)へ、新生児死亡率は5.34から6.28(出生1000対)へと指標が2016年から2017年にかけて悪化していることが明らかになり、2017年4月開催のヘルスサミットでは、さらなる健康改善に向け、保健サービスの質の改善が喫緊の課題として提唱された。また、経済成長とともに保健状況やサービスへのアクセスの地域間格差が課題となっており、保健サービスを利用できていない脆弱層を無くすよう母子保健向上のための協力を推進する必要がある。
(2)当該国における保健セクターの開発政策と本事業の位置づけ
ガーナ政府は、1999年に国家政策として「Community-based Health Planning and Services (CHPS)」政策を策定し、これに基づき、プライマリ・ヘルス・ケアを基本とした地域保健サービスを推進していくこととしている。また、同国政府は、中期国家開発政策「Ghana Shared Growth and Development Agenda II (GSGDA II) 2014-2017」において、保健を重点分野の一つと位置づけ、国家保健セクター中期開発計画「The Health Sector Medium Term Development Plan (HSMTDP) 2014-2017」では、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成を見据えて、保健サービスアクセス是正、持続的な保健財政、保健システムのマネジメント強化、保健サービスの質の向上、MDG達成・成果維持を可能にする中央レベルの能力強化、非感染性疾患の対策強化の6つの戦略を定めた。具体的に2015年には保健財政戦略策定、2016年には保健サービスの質とサービスへのアクセス向上を目指した新しいCHPSガイドライン策定等の動きにみられるように、UHCに向けた積極的な取り組みがなされている。
一方、我が国は、「国際保健政策2011-2015」に沿ってガーナをパイロット国とした「EMBRACE(Ensure Mothers and Babies’ Regular Access to Care)実施研究」(2012-2016年)を実施した結果、母子保健サービスの改善や、受益者がサービスをより積極的に受けに行けるような能力強化等を通じた母子継続ケアの強化による母親と子どもの健康改善が明らかになった。今後EMBRACEの研究成果を踏まえ、妊娠期から出産を経て子どもの健全な成長を推進する母子手帳を本事業によって展開し、全国における保健サービスの改善、ひいては母子の健康改善の実現につながることが期待されている。更に母子手帳を活用して質の高い包括的な母子継続ケアを実現させるため、母と子一人ひとりの状況に応じた継続的な保健指導や栄養指導の強化や啓発教材の開発なども行う。
また、本事業は研究の実践への適用から政策の実現にもつながると期待されている。具体的には、本事業が、母子保健関連のグローバルポリシーであるThe Global Strategy for Women’s Children’s and Adolescents’ Heath(2016-2030)を始め、Every Newborn Action Plan (ENAP)や母子手帳の国際指針策定の動き 、並びに当該国において改訂中のChild Health Policy等を後押しすることとなる他、当該国の新保健プログラム構想におけるUHC達成にも貢献すると考えられる。
(3)保健セクターに対する我が国及びJICAの援助方針と実績
我が国の「対ガーナ国別援助方針(2013年)」において保健は援助重点分野として位置づけられ、2016年8月のTICAD VI開催時の二国間首脳会談において、日本政府はガーナをUHC重点支援国に選定する旨を表明している。本事業は、母子手帳を全国に導入し、母子手帳を持続的に活用するための仕組みづくりや、活用促進のためのサービス提供者と利用者への能力強化を含む様々な働きかけを通じて、より多くの母子が質の高い母子保健サービスを受診し、母子継続ケアが強化されることを目指すものである。
従って、本事業は、脆弱層をも含めた全ての母子を対象とする支援により、「平和と健康のための基本方針」(2015年9月)、「国際保健のためのG7伊勢志摩ビジョン」(2016年5月)において掲げられた「誰一人取り残さないUHCの実現」に貢献するものであり、ひいては住民側が自主的に健康管理を行うエンパワメントの向上にもつながる。これは、ガーナで喫緊の課題である妊産婦及び乳幼児の死亡率低下に向けた支援を優先的に行うという我が国の方針にも合致する。
また、ジャパンブランドである母子手帳は、グローバルスタンダードツールとしての国際的理解も進んでいるという特色を持つ。G7伊勢志摩ビジョンにおいて、母子手帳の重要性が着目され、母子手帳は家族向けの手引きを含む費用対効果の高い健康記録であると明示されており、本事業で実施する母子手帳の普及を通じた予防的介入が保健財政の適正化を図るという点においても持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)目標3「すべての人に健康と福祉を」、特にUHCへの貢献が期待できる。
更に、当該国でのJICAが実施している技術協力プロジェクト「北部3州におけるライフコースアプローチに基づく地域保健医療サービス強化プロジェクト」(2017年7月より開始)は、CHPSを核とした住民主体による地域保健システムを通じて生涯にわたる健康改善に取り組む母子手帳は、母親や家族が必要な健康情報を記録し、自身や家族の健康改善を促して健康改善に向けた意思決定を主体的に行うことができるようにする役割を担うことから、本事業は同事業との相乗効果が期待される。


上位目標


より多くの母子が母子継続ケアを完了する


プロジェクト目標


より多くの母子が質の高い母子保健サービスを利用する


成果


成果1:母子手帳が作成され全国に普及する
成果2:母子手帳を有効活用するためのヘルスワーカーと母親の能力が強化される
成果3:母子手帳が制度化され現存の保健サービスに統合される


活動


0-1. ベースライン/エンドラインデータを収集する
0-2. プロジェクトの進捗を定期的にモニタリングする
0-3. モニタリングの結果を保健省に共有し必要があればプロジェクトのアプローチを修正する
0-4. プロジェクトの評価報告書を作成し、保健省がレビューする
1-1.母子手帳を作成し国の標準ホームベースレコードとして認定する
1-2.パイロットテストを実施し結果を分析する
1-3.全国展開に向け母子手帳の調達計画を策定する
1-4.ユーザーガイドと訓練用教材を作成する
1-5.国家ファシリテーターが州ファシリテーターの養成(TOT)を行う
1-6.州ファシリテーターが郡ファシリテーターの養成(TOT)を行い、10州でモニタリングとフォローアップを実施する
1-7.州ファシリテーターが州病院や教育病院のヘルスワーカーへの訓練を行い、フォローアップを実施する
1-8.州ファシリテーターが10州において州を対象とした母子手帳の説明会を行う
1-9.重点6郡で、郡ファシリテーターが郡を対象とした母子手帳の説明会を行う
1-10.重点6郡で、郡ファシリテーターがヘルスワーカーへの訓練を行い、フォローアップを実施する
1-11.母子手帳を印刷し全国に配布する
1-12.母子手帳を活用したサービスの提供に必要な機材を1州を対象に調達する
1-13.母子手帳の啓発のためにメディア・キャンペーンを実施する
2-1. 訓練の前後に、重点郡の迅速調査を実施する
2-2. 栄養クリニック、患者中心のサービス、行動変容コミュニケーションの訓練教材を国家標準として開発する
2-3. ヘルスワーカーと母親に向けた行動変容コミュニケーションのための教材を開発する
2-4. 国家ファシリテーターが州・郡のファシリテーターを養成する
2-5. 重点6郡で、郡のファシリテーターがヘルスワーカーを訓練する
2-6. 重点6郡で、郡のヘルスワーカーが説明会を実施する
2-7. ヘルスワーカーが母親へ栄養クリニック、患者中心のサービス、行動変容コミュニケーション等のサービスを提供する
2-8. 選択された保健医療施設で、コーチングの手法を用いてモニタリングを実施する
2-9. 年次パフォーマンスレビューで、国全体の母子手帳普及のレビューを行う
3-1. GHSと州保健局において母子手帳のフォーカル・パーソン(または担当者)を任命する
3-2. GHSがDHIMSを用いて、母子継続ケア完了率、母子手帳の配布率、所持率をモニターできるようにする
3-3. マネジメントガイドを作成する
3-4. 母子保健政策に関するセミナーを実施する
3-5. 母子手帳の国家中期調達計画の策定を支援する
3-6. 既存の関係者調整メカニズムから最も適切なメカニズムを特定する
3-7. GHSが保健省に対し、教育病院、ガーナキリスト教保健教会(CHAG)、民間医療施設を含むすべての保健施設で母子手帳が利用されるように働きかける
3-8. 保健省とGHSは母子手帳の研修がヘルスワーカーの卒前研修に組み込まれるように働きかける
3-9. 母子手帳の持続性を担保するため、国家健康保険協会(NHIA)、教育省、郡議会他の関係者の効果的な協力を呼びかける
3-10. 国際会議やアフリカ地域会議に参加し、母子手帳普及の経験を共有する


投入




日本側投入


-専門家(長期日本人専門家4名:母子保健、母子栄養、地域保健、業務調整、短期5名(総括、インパクト評価(IE)、保健財政、保健情報システム、母子保健関連法規を想定))(総計158M/M)(暫定値)
-機材供与(身長計、体重計、血圧計等母子手帳の訓練用資機材、プロジェクト車輌、プロジェクトオフィス用資機材/母子手帳印刷・配布経費の一部)
-研修等(第三国研修、国際会議)
-プロジェクト運営に必要な経費


相手国側投入


-カウンターパート配置
-母子手帳印刷・配布にかかる経費
-プロジェクトオフィス及び付帯設備・家具、水道光熱費
-プロジェクト運営に必要な現地経費


外部条件


 


実施体制




(1)現地実施体制




(2)国内支援体制



 





関連する援助活動




(1)我が国の援助活動


・「貧困削減戦略支援無償(保健)」(2011~)
・ガーナ国「アッパーウエスト州地域保健機能を活用した妊産婦・新生児保健サービス改善プロジェクト」(2011~2016)
・ガーナ国「EMBRACE実施研究」(2012~2016)
・「ガーナ国離乳期栄養強化食品事業化準備調査(BOPビジネス連携促進)」(2012~2015)
・ガーナ国「栄養改善にかかる情報収取確認調査」(2015~2016)
・ガーナ国「アッパーウエスト州地域保健施設整備計画」(2012~2016)
・ガーナ国「ガーナにおける感染症サーベイランス体制強化とコレラ菌・HIV等の腸管粘膜感染防御に関する研究」(2016~2021)
・ガーナ国「北部3州におけるライフコースアプローチ に基づく地域保健サービス強化プロジェクト」(2017~2022)(北部3州におけるヘルスワーカーを対象とした現任訓練のパッケージに母子手帳の使用法の研修などを統合することにより重複を避けて効率的に研修を実施し、相乗効果の発現を図る。)


(2)他ドナー等の援助活動


・USAID/System for Health: ノーザン州、ボルタ州等5州において、CHPSコンパウンドの建設を含む保健システム強化プロジェクトを2014年から実施中。
・世銀:2015年から2020年まで、Maternal and Child Health Nutrition Improvement Project(MCHNP)を通じて、北部6州における母子保健・栄養の運営費を提供。パイロットで、Community Performance-based Finance (cPBF)への支援をアッパーイースト州、アッパーイースト州、ノーザン州で実施中。
・DFID:2015~2018年まで、前述の世銀のMCHNPを実施、南部の4州(ブロンアファフォ州、イースタン州、セントラル州、ウエスタン州)をカバーしている。
・KOICA:2016年より、アッパーイースト州にて、CHPS+プロジェクトを実施。
・KOFIH:ボルタ州で、CHPSコンパウンドのプロトタイプの建設支援などを実施。
・UNICEF:中央で、母子保健・栄養に関する政策や技術支援を行うほか、アッパーイースト州、 アッパーウエスト州、ノーザン州等にて、栄養改善と新生児ケアの質の向上のための支援を実施。
・UNFPA:アッパーウエスト州、 アッパーイースト州、 ノーザン州にてリプロダクティブへルスの支援を実施。
 2.(4)のとおり、技術的・財政的支援をするドナー、NGO団体との調整を踏まえてサービス提供の仕組みづくりをする必要があり、母子手帳の印刷・配布については他ドナーとも協力しつつコストシェアで実施する。

 

Project Outline / Aperçu du Projet
詳細を隠す:Project Outline / Aperçu du ProjetProject Outline / Aperçu du Projet
Human Development Department00138Human Development Department







Project Headquarters in charge

As of


Mar.01,2019







Overseas Office


JICA Ghana Office


Headquarters
Domestic Office


Human Development Department






Project Number


1700198


Title


Project for Improving Continuum of Care for Mothers and Children through the introduction of combined MCH Record Book






Country


GHANA






Project Type


Technical Cooperation Projects






Field 1


Health-MCH /Reproductive Health


Field 2




Field 3








Sector


Health/Health Care-Health/Health Care-Health/Health Care






Program Title


-


Program Number


5129999999999


Cooperation Priority Area


-


Development Issue


-






Project Site







Oct.27,2017
Term of Cooperation2018/04 ~2021/04


Implementing Organization


Ghana Health Service


Background




Overall Goal




Project Purpose




Output




Project Activities




Input Summary byJapanese Side








Consultant Name








Dispatch of Study Team(s)

Team

From


To










































































Related Project




(1)Japanese side




(2)Collaboration with Other Donors








Remarks







 


詳細を隠す:レファレンスプロジェクトレファレンスプロジェクト




フラグ




コメント



 







各文書へのリンク

事前評価(平成29年度) (外部公開)2018/09/04

 

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案件概要表


04/10/2018
04/09/2021