更新日2017/08/10
四国支部

プロジェクト基本情報







30190


























主管区分


国内機関


本部/国内機関


00354_四国支部


在外事務所






 


案件番号



1602591

プロジェクトID(旧)


 


200


北米・中南米地域




対象国名


ボリビア


31300












対象国(その他)







 





案件名(和)


ボリビア多民族国の初等教育における総合的な学習および算数教育の向上計画

 





スキーム







名称(和)


草の根技協(支援型)


JPP(Support Type)

 



協力期間20170809日20190807日
 









分野課題1


教育-初等教育


分野課題2




分野課題3




分野分類


人的資源-人的資源-教育

 





プログラム名


教育の質向上


プログラムID


3060000000009


援助重点分野


人材育成を中心とした社会開発


開発課題


教育






実施状況


実施中


備考



 

案件概要表


詳細を隠す:案件概要表案件概要表




 





案件名


(和)ボリビア多民族国の初等教育における総合的な学習および算数教育の向上計画




(英)Project of Improvement for Integrated Studies and Mathematics Education at Primary Level in Plurinational State of Bolivia

 





対象国名


ボリビア


対象国名(その他)


 


署名日(実施合意)


2017/08/04
 


プロジェクトサイト


サンタクルス県サンフアン市
 
協力期間20170809日201908月 07日
   


相手国機関名


(和)

サンフアン市教育委員会


相手国機関名


(英)

Direction Distrital de Educacion de San Juan









日本側協力機関名


国立大学法人 鳴門教育大学
 


プロジェクト概要




背景


ボリビアでは、エボ・モラレス大統領によって実施された政策によって、貧困層の人口は減少しつつある。プロジェクトの活動地域であるサンフアン市は、他県と比較し比較的経済成長のみられるサンタクルス県の中にある。しかし、いくつかの課題の解決がいまだ必要であり、経済成長をより大きくするための人材の育成の強化が急務となっている。サンフアン市でのそのような取り組みは他市にとって、教訓となりうるモデルになりうるだろう。


アベリノ・シニャニ・エリサード・ペレス教育法(法律70号、以下LASEP)が2010年12月20日に成立した。LASEPでは、非植民地化、内文化性、多(間)文化性、多言語主義をボリビアの現代の学校教育における重要な要素であると定めている。

非植民地化については、「現職教員補完研修(PROFOCOM)」、「教員養成校(EFSM)」、「教員研修特別ユニット(UNEFCO)」などの教材に統合的かつ総括的に明記されている。これらのプログラムや機関において、LASEPで提唱されている「生産的社会共同体教育モデル(MESCP)」に関するワークショップや研修が実施されている。

MESCPでは、新しいカリキュラムの要素が定義されており、例えば、「年間・隔月の総合的な目標」、「4つの評価の観点(なる・知る・する・決める)」、「(学びと実生活を)結合する軸」、「方法論的プロセス(実践(実際)・理論・価値づけ・生産)」などがある。

国のカリキュラム(Ministerio de Educación, 2014: pp.23-24)によれば、「MESCPにおける算数(数学)は実生活の具体的な経験に基づく必要があり、絵、数、図、方略、情報などは身の回りの自然・文化・社会的環境から得られたものでなければならない。」とされる。また、「小学校レベルでは、「数学的論理的思考」を養うことが目標として掲げるべきであり、学習は(数字ではなく)図形や問題解決学習から出発すべきで、知的ないし物質的な生産的職能・能力の特定に貢献し、多様な文化の固有の知識・知的資産の回復に努める必要がある」と結論づけられている。

本案件のよりよい実施を目指し、鳴門教育大学は実地調査をボリビアにおいて行い、基礎教育に関するいくつかの課題について特定した(2015年3月、サンプル対象:小学校児童(4年生・6年生)435人)。

調査結果によれば、(1)2桁以上の計算問題でのミスが多く、単純な計算を問う文章問題での正解率が低い、(2)分数の意味や計算の仕方についてほとんどの児童が理解できていない、(3)図形・表の意味について理解のできる児童とできない児童とに大きな差がみられる、(4)実生活からの問題発見(解決)学習の実践が不足していることなどが傾向として分かっている。特に問題発見(解決)学習と数学的論理的概念の理解の2つが重要な課題であるといえる。

2015年12月にサンフアン市内の教員・市教育委員会職員等に実施したインタビューによれば、上述の傾向がサンフアン市内の小学校でも見受けられ、他教科と比較しても算数学力の向上が急務であるが、教員に対する適切な研修の機会や教材開発に係る指導が不足していることが確認された。数学の基礎的な知識やスキル(Numeracy)は、就労の際に必要かつ直接的に有用となる要素であり、将来、ボリビア国内(サンフアン市内)の経済格差の是正にもつながる。

他方、ボリビアでは、2014年から総合的な学習として社会生産的プロジェクト(Proyecto Socioproductivo:PSP)の実施が全小学校で義務付けられている。PSPは、「地域のニーズや課題に応え、生産的職能・能力の向上や強化を目指す行動や活動の集まり総体のことをいう」とされる(Ministerio de Educación, 2014: p.69)。PSPにおいては、地域で決めた一つの生産的な社会共同体のテーマ(目標)の下、学校で教えるすべての教科の内容は関連づけられることが必要であるとされている。

よって、学校においては、地域住民と共同でPSPの計画・運営を行う必要があり、サンフアンの多くの学校は、PSPを効果的に実現するには、いまだその実施において実践・経験共有が不足しているのが現状である。2015年12月にサンフアン市内の教員・市教育委員会職員等に実施したインタビューによれば、PSPが教科横断的であり実施するには非常に高度な企画・運営が必要となること、地域住民の参加を得た企画・運営を必要としていることなどから、ほとんどの学校ではPSPをどのように実施すべきか困惑しているとされる。

本案件の中心的な対象校であるサンフアン学園(UESJ)は、サンタクルス県サンフアン市の中心に位置し、小学校1~6年生、中学校1~2年生までを擁する。UESJは、他校と比較しその教育の質に定評がり、地域の父母の間で有名かつ人気がある。しかし、他校と同様に、PSPの実施に係る課題を抱えている。よって、同校も本件実施を望むとともに、同校内には日本語・スペイン語の通訳翻訳のできる教員が多くいるところ、案件実施の際には支援をもらえることになっている。


上位目標


サンフアン市内の小学校17校の教員82名の教員が各小学校においてプロジェクトで学んだ知識・スキルを発揮し、約1300名の小学生が裨益し、学力が向上する。


プロジェクト目標


プロジェクト実施によりサンフアン市内の小学校17校の教員約82名が、算数教育及び総合的な学習の授業実践の改善に必要となる知識・スキルを身につけ、授業実践が改善する。


成果


1.対象小学校17校の教員82名が、本案件活動を通じて、児童が特に苦手とする算数の該当単元・分野での教材・ドリルが導入される。
2.対象小学校17校の教員82名が、本案件活動を通じて、学校現場でのPSPの実践内容が改善する。PSPへの父母・児童の満足度が改善する。
3.本案件で学んだ技術・手法が対象小学校17校で円滑に活用され、関連教材が作成・活用されるように、教育委員会にモニタリングチームが形成される。
4.案件実施後において、対象小学校17校の教員82名が定期的に校内研修を行う制度が確立される。


活動


1-1:算数の研修用教材・ドリルの準備及び印刷
1-2:研修会場の準備
1-3:研修員(教員)の研修会場への輸送手段の調整
1-4:算数の研修の実施(9月)
※1-1~1-4の活動を2回繰り返す

2-1:総合的学習(PSP)の研修用教材の準備及び印刷
2-2:研修会場の準備
2-3:研修員(教員)の研修会場への輸送手段の調整
2-4:総合的学習(PSP)の研修の実施(11月)
2-5:次年度総合的学習(PSP)の計画(11月~12月)
※2-1~2-5の活動を2回繰り返す
2-6:2018年の総合的学習(PSP)の実施

3-1:教育委員会にモニタリングチームを結成し、モニタリングシート・テスト・アンケートを完成させる(2017年9月)。
3-2:モニタリングの仕方・内容について研修を行う(2017年9月・11月)
3-3:JCCを開催し、その際にプロジェクトの計画・経過・成果について共有する(2017年9月・11月・2018年9月・11月)。
3-4:モニタリングチームが算数の教材・ドリルの学校での活用状況について調査を毎月する。
3-5:モニタリングチームを指導担当者が技術指導をするとともに、モニタリングに同行する(2017年9月・11月・2018年3月・9月・11月)
3-6:算数の事前・事後テストをサンプル児童・教員に実施する(2017年9月・2018年11月)。
3-7:父母・児童にPSPに係る事前・事後アンケートを実施する(2017年11月・2018年11月)。
3-8:モニタリング・テスト・アンケート結果について分析し、報告書としてまとめる(2019年2月)。

4-1:教育委員会に校内研修チームを結成し、授業研究を中心とした校内研修実施の支援・モニタリングを行う(2017年11月~)。
4-2:校内研修・授業研究の持ち方・モニタリングの仕方・内容について研修を行う(2017年9月・11月)
4-3:各学校が1校ないしグループを形成して校内研修を定期的に行う(2018年3月~)


投入




日本側投入


現地への人的投入:算数専門家2名、総合的学習専門家2名、現地調整・モニタリング・技術指導担当者1名
現地への物的投入:研修用教材、ドリル・教材、専門家・技術指導者の旅費・交通費、研修用茶菓子代


相手国側投入


現地での人的投入:研修調整・モニタリング担当者7名
物的投入:研修場所の提供、研修参加者用の移動手段(バス)


外部条件


 


実施体制




(1)現地実施体制




(2)国内支援体制



 





関連する援助活動




(1)我が国の援助活動




(2)他ドナー等の援助活動



 

Project Outline / Aperçu du Projet

詳細を表示:Project Outline / Aperçu du ProjetProject Outline / Aperçu du Projet


詳細を表示:レファレンスプロジェクトレファレンスプロジェクト






各文書へのリンク


 

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案件概要表


08/09/2017
08/07/2019